仏大統領選、サルコジ氏とロワイヤル氏で決選投票へ

仏大統領選、どうなるんでしょうか。サルコジ氏に決まっても、ロワイヤル氏に決まっても、各氏がどんな政策をとるか、今後も目が離せません。
フランスは、ほぼすべての企業で終身雇用制度がとられていたり、勤務時間に厳しい制限を設けていたりと、弱者や女性に手厚い、福利厚生を重視した国です。しかし、ここのところ、EUの中では経済発展に遅れが目出つようになり、若者の就職率は非常に低くなっているのが現状です。今のフランスの不況をどのように打開するか。この舵取りを、国民は次の大統領選へ期待しています。アメリカ型の自由競争を取り入れるか、従来の通り弱者の保護を手厚くするか、両者の主張は正反対です。
自分がフランス国民の20代の就職活動中の学生だったら、どちらを支持するか、非常に判断が難しいと感じました。なぜなら、日本でも言えることなのですが、もともとよくも悪くも、年功序列、義理人情、封建制といった風潮があった国に、アメリカ型の自由競争の思想を持ち込むことは、理屈の上では、非常に良いと思われても、完全に取り入れるということは、非常に難しい現実があったからです。それは、実力・業績主義の世界だと言われる研究者のポスドク制度でもうかがい知ることができます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070423-00000638-reu-int


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