ロード・オブ・ザ・リング〜The Fellowship of the Ring (2001年)

ロード・オブ・ザ・リング ― スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD]
★監督:ピーター・ジャクソン
★製作総指揮:ピーター・ジャクソン
★製作:ピーター・ジャクソン、バリー・M・オズボーン、マーク・オーデスキー、ティム・サンダース、フラン・ウォルシュ
★脚本:J・R・R・トールキン (原作)、フラン・ウォルシュ、フィリパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン
★出演者:イライジャ・ウッドイアン・マッケランヴィゴ・モーテンセンショーン・アスティンショーン・ビーン
★音楽:ハワード・ショア
★紹介・感想:ピーター・ジャクソン製作・監督の実写による映画です。ほぼコンピュータ技術(CG)を使用していないというのには脱帽です。
原作は、イギリスの作家J・R・R・トールキン作によって第二次世界大戦中に書かれ、20世紀を代表する文学作品として世界中で読まれています。実は、僕は北欧神話ケルト神話アーサー王物語には興味があって、「指輪物語」もできれば原作を読んでから映画をと思っていましたが、ついついDVDを借りてしまいました。
映画も、原作と同じく、「旅の仲間(The Fellowship of the Ring)」「二つの塔(The Two Towers )」「王の帰還(The Return of the King)」の3部構成として作られました。指輪物語の面白いところは、アニミズム的世界が繰り広げられているところですね。ホビットやエルフ、人間、ドワーフ、魔法使い、ゴブリンなど、森には森の住民、洞窟や火山口付近には怪物といった風に、八百万の神的世界が描かれているのが面白いです。環境破壊が進み、特に人間支配が進んでしまったヨーロッパで、トールキンによってこのような作品が描かれたのは興味深いです。力の指輪を受け取ったのは、欲望の強い人間ではなく、やさしく、自然を愛する種族ホビットフロド・バギンズであるところも意味深ですね。
トールキンは、自分の作品はどんな種類の寓意をも含まないと強調していましたが、支配の指輪は原子爆弾の寓話であるという推測をするものは多いと言われます。
コンピュータRPGファイナルファンタジードラゴンクエストのキャラクターや武器類は、もろに「指輪物語」の影響を受けているんだなぁってわかります。


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