ゴッドファーザー （1972年）

★監督：フランシス・フォード・コッポラ
★製作：アルバート・S・ラディ、ロバート・エヴァンス
★脚本：フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ
★出演者：マーロン・ブランド、アル・パチーノ
★音楽：ニーノ・ロータ
★紹介・感想文：ゴッド・ファーザーも何度観ても魅力を感じる映画の一つです。血生臭く、残酷なシーンも多いですが、個人的には、食卓を囲んで会話しているシーンが何とも言えず好きです。結構、シリアスな話もしたりしている割には、テーブルには美味しそうなイタリア料理が並び、美味しそうに食べています。また、他のファミリーの人間と会合をする時にも食事に誘います。人が集まると何かしらごはんを食べています。”食事をするという行為”は、”家族”の象徴なのでしょう。イタリア人と「食」の密接なかかわりあいが垣間見られます。
ファミリーの腹心が、マイケル・コルレオーネにミートボールトマトソースの作り方を伝授するシーンも微笑ましいですね。こうやって、男の人が食事を切り盛りするのは、イタリアでは普通なんでしょうか。Iでは、ファミリーで食事をする機会が多いですが、II、IIIになると、家族で食事をする割合が減り、IIIなんかでは、悲しいかな、マイケルが過去を懐かしみながら回想する場面として食事のシーンが出てきます。このように、食卓を囲むことの位置づけに注目しながら、その変わり様を観てみると、また違った楽しみ方ができます。


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