妙心寺・北野天満宮

毎月、21日に東寺で弘法市が開かれ、25日には北野天満宮で天神市が開かれます。両神さまは互いに仲が悪く、弘法さんが晴れなら天神さんは雨、弘法さんが雨なら天神さんは晴れと言われます。日本の天気の移ろいやすさをたとえたものです。今月も21日が快晴だったので、本日25日は雨でした。雨が火の粉ように降っていても、見ごたえのあるこの街はすごいと思います。雨嫌いの自分が出かけるのがまったく億劫になりません。


今回の散策&サイクリングルートは、堀川通り上る→妙心寺→法金剛院→北野天満宮平野神社→大将軍神社→神泉苑 でした。
昨日も感じていたのですが、北へ上る時は、自転車でも若干坂を登っているのがわかります。逆に帰り道は、坂を下っているのがよくわかります。さすが盆地ですね。


妙心寺
臨済宗妙心寺派の総本山です。京都市内では圧倒的に寺院数の多い臨済宗ですが、京都における臨済宗大本山は、妙心寺南禅寺東福寺大徳寺天龍寺相国寺建仁寺の7派です。このうち僕は5つ礼拝しました。あとは、天龍寺建仁寺の二つです。



妙心寺法堂雲龍
法堂の天井には龍が舞っています。狩野探幽作です。観た感じ、相国寺の龍よりも大きく見えました。そしてこの堂内には国宝の妙心寺鐘が保管されています。



明智光秀の菩提を弔うために創建された「明智風呂」です。作法の厳しい禅宗ですので、今でも修行僧は4と9につく日にしか入浴が許されていないようです。



妙心寺退蔵院















法金剛院
蓮の寺とも言われ、世界中の蓮が集められており、7月初めから8月上旬にかけてが見頃です。



北野天満宮
天神市が日曜日と重なったためか、大賑わいでした。現在では、菅原道真公は超エリートの学士であったため学問の神様として有名です。しかし、そもそも、この寺社は左遷された菅原道真の没後に落雷や天変地異が頻発したため、怨霊を鎮めるために建てられたと言われています。祇園祭も疫病退散を願うものだそうです。









豊臣秀吉によって作られた京都を囲む土塁です。京の七口というのもこの土居と関係しているとか。



「このクスノキはサルの木と呼ばれているんだよ」と、通りすがりの気のいいおじさんが教えてくれました。自分も一通り京都の名所の訪れてある程度知識もついてきたら、迷っている観光客の道案内くらいはできるようになりたいと思っています。英語も話せるようになろうと思います。ちょっとした勇気というか、気さくさが必要です。



平野神社



大将軍八神社



神泉苑
「御池」とも呼ばれます。今から数万年前、現在の京都盆地は湖であったと言われます。いつしか水が干上がり、湖底としてのこったのが、この神泉苑ではないかという学者もいるようです。また、二条城の二の丸庭園は、かつてこの神泉苑の一部であったことを知っている人は少ないのではないでしょうか。