椿姫/プラシド・ドミンゴ指揮,アルトゥール・トスカニーニ財団管弦楽団・合唱団

ヴェルディ:歌劇《椿姫》全曲 [DVD]


ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇『椿姫』
★指揮:プラシド・ドミンゴ / 合唱指揮:マルコ・ファエッリ / 演奏・合唱:アルトゥール・トスカニーニ財団管弦楽団・合唱団 / ヴィオレッタ:ステファニア・ボンファデッリ / フローラ:アネリー・ペーボ / アンニーナ:パオラ・レヴェローニ / アルフレード:スコット・パイパー / 父ジョルジョ:レナート・ブルゾン / ガストーネ子爵:クリスティアン・リッチ / ドゥフォール男爵:エツィオ・マリーア・ティーズィ / ドビニー侯爵:アンドレア・スナルスキ / グランヴィル医師:ガストーネ・サルティ / ジュゼッペ:ルーカ・カザリーネ / フローラの召使:アレッサンドロ・レシッツ / 使いの者:リッカルドディ・ステファノ
★演出:フランコ・ゼッフィレッリ
★2002年2月24〜27日ジュゼッペ・ヴェルディ劇場(ブッセート)ライヴ収録


★イタリア語というのは日本語と近いものがあるのでしょうか。オペラでの歌や会話を聴いていると、言葉の意味はわからずとも、音としてなんとも言えない心地よさがあります。母音がはっきりしているせいでしょうか。ヴェルディの『椿姫』とプッチーニの『ラ・ボエーム』はいずれの作品もそれぞれの代表作であり、ストーリーの展開も似通っている部分があります。個人的には、音を聴いている限りでは、後者の『ラ・ボエーム』が好みでした。しかし、このDVDで映像を観て、その印象も大きく変わりました。オペラは、指揮者、役者、演出など、総合的に観るものだと思いはじめました。そして、アリア後ごとに、あるいは劇の終了後に歌手あるいは劇を賞賛する観客の拍手や声などもあいまって、このオペラはよかったんだとわかります。「総合芸術」と言われる意味もわかるような気がします。