さとかんの「歴史勉強会」

最近よく顔出しています。今日は梅田での「歴史勉強会」に参加しました。内容は、プラントハンターの活躍から、列強の植民地支配とプランテーション、そして石油化学工業の発達までの概観でした。
勉強会のあと、参加者数名で晩御飯を食べました。その時の話題のひとつとして「宗教」があがりました。各人いろんな思いや考えがあり、刺激的でした。話し出すと、とどまるところを知りません。
正直、「こうでなくては!」と思いました。さとかんという集まりは、環境問題の解決のためにみんなで何かを取り決めて一致団結して推進してくことを第一の目標にしているわけではないということです。また、ときどき会の名前から想像されることですが、「里山っていいですよ」って啓蒙運動をしているわけでもありません。勉強会にしろ、野外活動にしろ、どういう形で集まっても、そこは様々な思考が提示され得る雰囲気となり、一種の思考実験の場となり、議論の場にならなければと思います。本音を発言することで、自分を見つめるきっかけになればいいと思います。それくらいの懐の深さを持てるようになることが会の本来の目的と言った方がいいかも知れません。
世の中はあたかもいろんなことが自明のこととして存在しているように見えてしまうけれど、それは単なる思い込みに過ぎない場合があります。それが思い込みとわかるためには、知識が必要であったり、他者との議論により客観的に見ることも必要だと思います。しかし、一番大切なのは、自分の「こころ」との対話だと思います。