今年一年を振り返る

少し早いですが、今年1年の自分の生活を振り返ってみたいと思います。


仕事
 主要テーマ・・・今年は具体的なテーマが与えられ、ラボ内での実験はかなり進んだ。今後は特許、論文、社外へのプレゼンを意識した理論固めを行っていきたい。そのためにも、化学・生物学・農薬について再度勉強しなおしたい。


 社会人・・・曲がりなりにも「一社会人」「一民間企業の人間」という立場にあることを教えられる機会が多かった。反省の念と希望が入り混じった複雑な感じである。


 特許・・・自分ひとりで書いたわけでないが、特許を一件出願した。これに当たって特許への理解が深まった。


勉学
 研究・・・3月に学位を取得した。長年の研究がひとつの形になったというのは、自分の人生にとってのひとつの達成であり、ひとつの区切りともなった。


興味関心・・・里環境の会および環境倫理談話会へ積極的に参加し、さまざまな知見が得られた。また、いままで心の中で漠然としていた倫理の問題について、一歩深められるようになった。


趣味
寺社巡り・・・去年ほどではないがよいお寺に巡り合えた。マニアックな寺や庭をゆっくりと鑑賞する楽しさを知った。


料理・・・かなりおろそかになった。しかし、年末にカレーに目覚め、人生で初めて一から作ってみた。今後は少しずつスパイスやハーブの使い方を習得していきたい。


このように列挙してみると、自分という人間は、自己の成長や自己実現のようなものに重きを置いているのだなと思います。


しかし、これから必要になってくるであろう、そして、自分に最も欠けているであろうものがあります。それは、「他者との対話」です。忍耐強くやり取りを積み重ねていくこと、信頼を築き上げることです。


もちろん、仕事では「割り切り」という対処方法も必要ですが、よりよい人間関係を根底から支えるのは、「愛」とか「尊敬」というような感情・態度だと思います。深層心理的なところなので、変えようと思って変えられるのか、変わりえないものなのかは、わかりません。


変わらない自分も、変わろうとしている自分も、変わってしまった自分も、全部素直に認めることが、まずは大切だと思います。