Manageの語源

2年ほど前に、英語が得意だと自負する人(そういう人ほど怪しい!!)から、manage(管理する、どうにかする、うまく扱う)というのは、man(人)+ageなので、「人を管理する」というところから言葉が出来上がっていると聞きました。


しかし、これはまっかな嘘、あるいは、勝手な解釈だということがわかりました。


ニュアンスとしては、「手」を使って何かある目的をうまく達成することです。


語源の辞書によれば、ラテン語をたどれば"manage"は「手で馬を訓練する」という意味からきており、鐙(あぶみ=騎手の足をかける用具)のない馬を素手で行きたい方向に駆り立てることだそうです。


"manage" の"man"は「手」を意味する語源です。例ば、"manufacture(工場制手工業)"や"manicure(マニキュア)"が、同じ手にかかわる言葉であることからも推測できます。


「人を管理する」というと、まるでムチでしばいたりしてスパルタでやるように聞こえます。それは言葉の間違った解釈でしょう。語源から考えると、「ムチ」ではなく、温かみを持った手で、部下を訓練することでしょう。