生命に仕組まれた遺伝子のいたずら 東京大学 超人気 講義録 file2/ 石浦章一(2006年)

生命に仕組まれた遺伝子のいたずら (東京大学超人気講義録 (file2))


★「私が見ているものとあなたが見ているものは、同じだろうか。」というのはアリストテレス以来の大きな哲学の問題でした。遺伝子の研究によって答えはノーだということが示されました。例えば日本人でも、4人と1人の割合で、赤色を感受するタンパク質が異なっているということが報告されています。赤い光を当てた時に、前者は普通の赤色として、後者はちょっと暗い赤色であると認識するようです。