龍野の旧城下町にある醤油の郷・大正ロマン館で開催されています『彫金と墨絵の世界～錺金具師 谷口秀作展～』を観に行きました。
祭り屋台の装飾金具も手がけている点に一番興味を惹かれました。 今回の展示は、姫路市の伊伝居（いでい）屋台の金具です。昇り金具、水切り金具、総才端の展示がありました。昇り金具には七福神の彫刻金具が、水切り金具には十二支の彫刻金具が、総才端には武士と鷹（？）を象った彫刻金具が装飾されているということです。金具のイメージは、地区や村からのリクエストがあり、それをもとにイメージを膨らませ、彫っていくということです。最近は、龍や獅子のイカツイ表情のものよりも、もう少し柔らかいイメージの彫刻が好まれるらしいです。
龍の墨絵も迫力がありました。板金のコースターに花の模様を彫る実演も観ることができました。
