Music: MAIDEN ENGLAND '88 / Iron Maiden (2013)

 

 

ライヴ・アルバム「メイデン・イングランド」(Maiden England '88として2013年に再リリース)は、アイアン・メイデンが『セブンス・ツアー・オブ・ア・セブンス・ツアー』と銘打ったワールドツアー中のライブ映像です。

1988年11月27日と28日にイギリス・バーミンガムのNational Exhibition Centre(NEC)で収録され、1989年11月にVHSで発売、1994年にVHS/CD限定版も発売された。2013年、オリジナルのVHSには収録されていなかったアンコールを含むコンサートの全映像が、『Maiden England '88』という新しいタイトルで、DVD、CD、LPで再発されました。

映像の監督・編集はアイアン・メイデン創始者でありベーシストでもあるスティーブ・ハリスが担当しました。

私はこのアルバムからのシングル曲、「Infinite Dreams」で、アイアン・メイデンが好きになりました。初期のヴォーカリスト、ポール・ディアノの頃も捨て難いですが、ブルース・ディッキンソンの圧倒的なヴォーカルは、こういったバラード曲でも感情たっぷりに歌っています。輪廻から脱せられない人間の苦しみが見事に表現されているように思います。初めて聴いた時は、涙が出ました。

Infinite Dreams(永久に繰り返される悪夢)

無限の夢を否定できない
無限は理解しがたい
あの叫び声は聞こえなかった
最も恐ろしい夢の中でさえも

窒息しそうだった 汗だくで目覚め
また夢に出てくるかもしれないと思うと 怖くて眠れない
誰かに追いかけられ 動けない
悪夢の彫像のように硬直したまま
夢はいつ終わるのだろう そしてオレはいつ乗り越えられるのだろうか

心身ともに休まらない眠り 心は乱れる
1つの悪夢が終わり また新たな悪夢が生まれる
眠るのが怖くてたまらない
でも起きるのも怖い そこは深すぎるんだ

どれだけ登っても果てしないほどに
むしろ落ち着かない夜が好きなんだ
疑問に思い 考えさせられる
もっと何かあるはずだ 崖っぷちだ
乗り越えた先にあるものが怖いのではない
ただ それに答えられないかもしれないのが怖いんだ
興味はある むしろ渇望すらしている
しかし オレはそんなにも遠くまで行きたいのだろうか?

すべて偶然であるはずがない
あまりにも多くのことが明らかだ
君はオレのことを無神論者と言ってみたり
唯心論者と言ったりみたり
オレはどちらでもない
真実を知りたくはないか?
真実を知りたいと思わないか?
自分がどっちの側にいるのか知ることができるんだ
天国と地獄のどちらを目指すのか?

助けてくれ
未来を予見せずとも本当の自分を見つ出す手助けをしてくれ
救われたい
夢の中ですら自分で自分の首を絞めるなんて 救い出してくれ

もっと他にあるはずだ
なぜオレたちは存在するのか?
オレは死ぬことで
チャンスがあると思いたい 来世で

来世で違う人間として生きたい
生まれ変わって ゲームをするんだ
何度も何度も何度も何度もな


www.youtube.com