ベートーヴェン:交響曲全集 / オトマール・スウィトナー

ベートーヴェン:交響曲全集
先日の府大のオケでベートーヴェンのコリオラン序曲を聴いて,やっぱりベートーヴェン好きだなぁと思いました.しかし,実は交響曲の音源はまったく持っていなく,実家でレコード(CDじゃなく)で聴いていた記憶が頭の片隅にあるだけでした.第九の第3楽章も久しぶりに聴きたくなったし.
そこで思い切ってベートーヴェン交響曲全集を買うことにしました.
交響曲全集といってもたくさん出ていてどれにしたらいいものか初心者の自分にとっては悩ましいところでした.そこで,アマゾンや個人のHP,Wikipediaなどを参考に決めました.
オトマール・スウィトナーによる指揮.シュターツカペレ・ベルリン,ベルリン放送合唱団のものです.
DENONのドイツ・シャルプラッテンとの共同制作.1980-83年,東ベルリン,キリスト教会で録音されたものです.デジタル録音による初の全集として有名です.
「運命」はギュルケ版による演奏で,第3楽章でリピートをしています.「田園」が最高の演奏と言われており,これは81年に単品でレコード・アカデミー賞を受賞したそうです.それにつぐ出来なのが「第9」と言われ,これは当時では木管金管を重ねたりしていない楽譜通りの演奏としてはクレンペラー盤につぐものとされます.
色んな指揮者による演奏を実際に聴いてみないとわからないですが,スウィトナーの演奏スタイルは,

奇をてらわず見かけだけでは地味な感じもする演奏スタイルであるが、ひとたび聴いてスウィトナーの虜になった音楽ファンも数多いように、奥が深い指揮者だったといえよう。単に渋みを生かした「古きよきドイツのオーケストラの響き」を表現した演奏のみならず、曲によっては「熱演型」の指揮者に変貌することもあった。レパートリーも古典派・ロマン派から近代ものと幅広く、モーツァルトベートーヴェンブラームスなどは定評のあったレパートリーであり、他にもヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカでも好演している。
Wikipediaより抜粋)

という解説もあります.
実際聴いてみて,大満足です.コリオラン序曲,第九,他の演奏もいいと思います.しかし,6枚入りで5,040円というのは安いと感じるのは僕だけでしょうか.