空海の歩いた道

朝早く東寺の境内へ赴くと、地元の人なのか、信心深い人がすべてのお堂に礼拝してまわっているのを見かけます。日常的に行われるそういった熱心な姿を観ると、「日本には宗教がない。信仰、信心もない」と本当に言い切れるのだろうか、と考えてしまいます。東寺は唐から帰国した空海弘法大師)が最初に、密教道場として開いた寺院です。
いま、東寺の食堂にて「空海の歩いた道」と題された写真家、永坂嘉光さんの作品展が開かれています。空海の歩いた道の要所、四国、中国の古寺、高野山が展示されています。そう、かの「お遍路さん」というものも、空海の歩いた道をたどっているのです。
ちなみに、多数の露天が並ぶ、弘法市は毎月21日に開かれるようです。