羊たちの沈黙の犯人サイドから描いたようなストーリー。客観的に見ると、フレグランス成分の回収のための材料や方法は、グロテスクでキワドイです。しかし、もしかすれば、「美」というものは、倫理という規範からは逸脱するものであるのかもしれません。理性が働くなくなるほどの絶対的な「美」というものがあるなら、それは、神と呼ばれるのかもしれません。
話は変わりますが、以前に、切り花の香りの研究についてのプレゼンを聴いたことがあります。その時、研究者が紹介されていたのが、「調香師の手帖」という本でした。香り(嗅覚)の世界も、なかなか奥が深いですね。