今年もそんなに長期間実家で年末年始を過ごさなかった気がします．せっかくの学生生活最後の正月なんだからゆっくりすればいいんじゃないかという気もありましたが，Uターンラッシュに巻き込まれるのも嫌だったので今日帰りました．
一人暮らしをするようになってから，実家に帰るということは何か特別なことのように感じられるようになりました．一つの「節目」と言えばいいんでしょうか．帰ろうと思えば，2時間弱の時間しか要さないのにも拘わらず，僕はどうも暇さえあれば実家に帰るということができない性質です．それはただ単にマンションの自分の部屋の居心地がいいということでもないのでしょう．
両親のことを思えば，頻繁に元気な顔を見せてあげるのが，一つの親孝行なのかもしれません．僕は実家にも，地元にも，両親にも，とても親しみを感じています．
ではなぜなんでしょうか．何か特別な用事がない限り，実家に帰ることは，例えるなら，水泳をしている人間がプールの底に足を着くような，マラソンで走っていて少し足を止めてしまうような，そんな感覚なんです．のっているときに足を止めることは，逆に自分の調子を緩慢にしてしまいます．
しかし，人生にはたまには休憩が必要ですね．
こういう性格は自分だけではないようです．父も母も2日目から職場の掃除に出かけていました．弟も今日新しい勤務地のマンションへ荷物を運んでいました．うちはせわしない家族です．いつも先のことを考えながら，時に考えすぎながら，堅実に毎日を過ごしています．
ふと足をとめるつもりで実家に帰っても，やはり自分はこの両親の背中を見て育ち，この弟・妹と一緒に大きくなってきたんだと感じさせられます．
写真，左上；阪神高速3号から神戸ハーバーランド，右上；神戸ポートタワー，左下・右下；阪神高速湾岸線
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