無鄰菴・金地院・永観堂

外を出歩くことは、暑かったり、寒かったりとありますが、五感が刺激されるような場所、例えば、古寺を訪れ、その庭を眺めていると、煩雑な日常の些事によって少しばかりストレスのたまった心身がリセットされるような気がします。


再び、南禅寺界隈へ赴きました。
今回の散策ルートは、無鄰菴→金地院→永観堂 でした。


無鄰菴(むりんあん)
無鄰菴は、南禅寺の参道と琵琶湖疏水沿い仁王門通りの挟まされ三角地の敷地にあります。
1894年(明治27年)、山県有朋が小川治兵衛に京都の別荘として作らせました。
一見すると平庭のようですが、各ユニット間で高低差、オープンとクローズドの差、水緑土石など主たる要素の差など、色々な変化を見て取ることができます。
明治36年、ここの洋館で日本の日露開戦の方針が決められました(無鄰菴会議)。激務の軍人政治家の気持ちにも平安をもたらし、心なぐさめたのでしょう。














金地院
明智
天正10年(1582年)に明智光秀が母の菩提のため大徳寺内に建立したもので、金地院へ明治元年(1868年)に移築されました。



鶴亀の庭
住職崇伝が徳川家光のために、小堀遠州に作らせた庭です。















東照宮





永観堂
正式には禅林寺です。浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院です。「もみじの永観堂」とも呼ばれ、紅葉の季節はとても綺麗でしょうね。阿弥陀堂の「みかえり阿弥陀」もとても有名です。









悲田梅






多宝塔
多宝塔からの眺めです。京都御所が見えますね。