「わびさび」とは何か、と考えてみても、自分にはまだそんな難しいことはわかりませんが、ただ、「静けさ」は重要な要素だと思います。今回訪れた東福寺の塔頭は、静けさに包まれています。気忙しない自分を反省するほどでした。
今回の散策ルートは、霊雲院→東福寺方丈→光明院→雪舟寺 でした。
霊雲院
明徳元年(1390年)に岐陽方秀が開いた塔頭で、肥後細川家の信仰をうけ、寛永年間(1624-44)に「遺愛石」と銘をつけた須弥台と石船を寄贈されたと言われています。
東福寺方丈
八相の庭とは、蓬莱、方丈、瀛洲、八海、壺梁、五山、井田市松、北斗七星の八つを、「八相成道」に因んで命名されたものだそうです。
南庭
左から、瀛洲、蓬莱、壺梁、方丈、五山、手前が八海です。
西庭(井田市松)
東庭(北斗七星)
北庭(小市松)
ルイ・ヴィトンのダミエ・キャンバスは日本の市松模様をヒントに考案されたものだと聞く事があります。
光明院
東山の「苔寺」とも言われます。重森三玲による「波心の庭」は必見です。
雪舟寺(芬陀院)
雪舟の作と伝えられる名庭です。