ブルックナー:交響曲第8番ハ短調・第4番変ホ長調「ロマンティック」

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ブルックナー:交響曲第8番


先週のN響アワーで故・朝比奈隆さんの指揮によるブルックナー交響曲第8番と第4番の一部を聴いて、とても心に響きました。
流れからすれば、朝比奈指揮のものを手に入れるべきなのですが、近くのツタヤにはあいにく置いておらず、ギュンター・ヴァント指揮・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のものがありました。このヴァント指揮によるものも巷での評価は高いようで、これはこれで良いものだと思われます。
ドイツで三大Bと言えば、バッハ、ベートーヴェンブラームスですが、オーストリーではブラームスの代わりにブルックナーを入れるそうです。個人的には、ブラームスは外せないので、四大Bとするしかなさそうです。
音楽から受ける印象は、月並みな言い方ですが、大自然を感じます。ベートーヴェンの田園や、シベリウスチャイコフスキー交響曲を聴いているような感覚に近いと言えば近いですが、全体として極端な部分がなく、個人的なメッセージというものでもなく、懐の深い、見渡す限り平原と森と山脈といったものが想起されます。中欧の大地とはこんなに広大な感じなんでしょうか。一生に一度は訪れたい憧れの地です。