「あなたは内向型か外向型か」。いまアメリカでは内向型人間特有の能力を活かした職場作りが注目され始めています。内向型と聞くと、消極的で、社交性がなく、仕事も遅くというネガティブなイメージがつきまといます。ところが、オバマ大統領、ビル・ゲイツ、ガンジー、アインシュタインといった人たちが内向型ではありながら、その良さを上手に発揮させて成功した人物たちであると言われると、ただ単純にそういった人たちの潜在能力を切って捨ててしまうのにはもったいないでしょう。内向型か外向型かのカテゴリー化を問題にしているのではなく、どのような職場作りが、どのように人間関係の構築することが、それぞれの個性を発揮させられる革命的な空間となるかというのが、本書の主旨です。