Music: Munich / Keith Jarrett (2016)

 

 

 
 
 
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A post shared by Shuji Kuroda (@lalakoora)

All compositions by Keith Jarrett except where noted.

Disc #1

1. "Part I" - 13:58
2.  "Part II" - 7:23
3.  "Part III" - 6:15
4.  "Part IV" - 4:15
5.  "Part V" - 4:29
6.  "Part VI" - 6:08
7.  "Part VII" - 2:20

Disc #2

8.  "Part VIII" - 8:08
9.  "Part IX" - 3:27
10.  "Part X" - 7:44
11.  "Part XI" - 9:01
12.  "Part XII" - 3:19
13.  "Answer Me, My Love" (Fred Rauch, Gerhard Winkler) - 4:40
14.  "It's A Lonesome Old Town" (Charles Kisco, Harry Tobias) - 5:43
15.  "Somewhere Over The Rainbow" (E.Y. Harburg, Harold Arlen) - 6:43

 

キース・ジャレットのソロとして発表されているアルバムで最新のものは、「Munich」(2016年7月16日ドイツ・ミュンヘン)です。今後まだ音源は発表されると思いますが。

キース・ジャレットといえば、ドイツ・ケルンでの『ケルン・コンサート』(1975)が有名です。『ケルン』はZARDの故・坂井泉水が愛聴していたことや2011年の東日本大震災の直後、深夜のNHK-TVで被災状況を示す画面に、『ケルン』のフル・ヴァージョンがBGMとして選曲されたことでも知られます。

1975年から41年後に演奏されたのが『ミュンヘン』です。これは本当に凄いことだと思います。『ミュンヘン』は12のパートとスタンダード曲3曲が演奏され、トータル 1時間33分33秒、それに対して『ケルン』は4部構成でトータル66分07秒。合計時間は『ミュンヘン』の方が1.5倍です。もちろん、徐々に深く深く没入していくスタイルは変わっていません。ただし、若さもあってか、『ケルン』の方が勢いは感じます。『ミュンヘン』は、よく制御された印象を受けます。音の洪水というより、音と音の間の無音の部分をうまく聴かせる演奏です。