Music: FRIENDS III / B'z (2021)

 

12月8日発売のB'zのミニアルバム「フレンズIII」です。このブログでも何度か記事を書いたので、実際に聴いた感想を書きます。
やはり「フレンズII」の延長上にあるのが第一印象です。いままでの中で一番ミニマル(こぢんまりとした、必要最低限)です。

2021年1月、松本はアメリカから帰国後、2週間の隔離期間があり、その期間中に「1日1曲」の楽曲制作を進めました。今回は全員日本人ミュージシャンによるセッションです。

「フレンズ I」のようなオーケストラは使われず、B'zお得意の管楽器(ホーンセクション)により特徴づけられています。さらに、参加ミュージシャンの河村"カースケ"智康が、ドラム(#3.7)、カホン(#5)、タンバリン(#5)、シェイカー(#5)、斉藤ノヴが、コンガ(#2.3.6)、タンバリン(#2.3.6)、ウィンドチャイム(#2.5.6)、カウベル(#2.3)、カバサ(#2)、トライアングル(#5)、スレイベル(#5.7)と、リズミカルさと音の多様性を付与しています。そのため、やや賑やかな雰囲気となっています。「ミニマルだけれども、賑やかで多様性が高い」というのは相反するような表現になりましたが、制限された中で可能な限り賑やかにやったという印象を受けました。当時から続く社会的な背景が投影されていると思えてしまいます。

本当に大変な時こそ人を励ますような音楽を作り、届けようとする彼らの創作意欲には頭が下がります。もはや奉仕の精神ですね。

 

 
 
 
 
 
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