Study: Yoga Sutra III-28. By practising saṃyama on the Moon, knowledge of stars and their arrangements arises.

28)  Chandrē tārā-vyūha jnānaṃ |
チャンドレー ターラー ヴューハ ジニャーナム

意味:月へのサンヤマ(saṃyama)を修行することで、星とその配置に関する知識が生まれる。

月はマインドの主宰神である。月を対象にsaṃyamaを修行する志願者は、宇宙にある無数の星座は、自分自身のさまざまな姿に過ぎないことを経験的に理解するのです。

アシュウィニ(Ashwini)から始まる27の星がある。これらの星はそれぞれ星座に属している。これらの星とその星座は、ターラーヴューハム(tārā-vyūham)として知られています。月はこれらの星座の主であるため、これらの星座と切っても切れない関係にあります。

前述の詩句では、太陽のsaṃyamaを通じて、すべての惑星系に関する知識が得られると述べました。ここで疑問が生じるでしょう。星は各惑星系内に存在する天体です。したがって、すべての星についての知識も自動的に得られるということにならないか。なぜ、星についての知識は別に強調されなければならないのか?

という疑問が、読者の心に浮かぶのは当然でしょう。その通りです。しかし、ここで理解されるべきは、太陽に対してsaṃyamaを実践することで、集合的な知識のみが生じるということである。それぞれの対象についての個別の知識は生じない。すべての対象の背後にある真の完全な知識を知るまでは、そして知らなければ、究極の無執着(パラヴァイラギャpara-vairagya)の状態に到達することは難しいだろう。特定の対象物に対するsaṃyamaによってのみ、その対象物に関する完全な知識が生じます。それだけではありません。集中する対象に関連する対象についての知識も生じます。