デイヴィッドソン「言語」なんて存在するのだろうか.森本浩一著.NHK出版.(2003)

を読んでいる.時間がある時にちょこちょこ読んでいる.はっきり言って”デイヴィッドソンて誰?”て感じだったが,実はかなり最近まで生きていたアメリカの言語哲学の学者だ.「言語論的転回」という言葉がある.哲学の歴史の流れとして,19世紀までは意識を分析する哲学が主流であったのに対して,20世紀は言語を分析する哲学が主流であったとされる.フレーゲラッセルなどは,意識から言語への転回を担った哲学者である.