愛宕山に登ってきました。標高約848mで、比叡山(839m)よりもちょっと高いです。愛宕の方がちょっと高いのは、比叡山と愛宕山が背比べしてどちらも譲らず、比叡が愛宕の頭をポカッと殴ってコブができた分愛宕山が高くなったという昔話があるそうです。
今回は自転車で吉祥院から桂川沿いのサイクリングロードを通り、山のふもとまで1時間20分かけて行きました。登りに2時間半、下りも2時間半かかりました。さすがに下りでは膝が痛くなりました。運動不足を痛感しましたが、初めてにしては、まあまあのペースだと思われます。
行き帰りの山道では、できるだけシダやコケを観察しながら歩きました。ちょっと最近、野草に興味がでてきています。
清滝川
愛宕神社
京都では「火廼要慎(ひのようじん)」と示した紙札を台所などに貼っているのをよく見かけます。愛宕神社は火を司る神を祀っています。
3歳までに参拝すると一生火事に遭わないと言われます。お父さん、お母さん方、ご苦労様です。
時期を逃すとなかなか見れないシャクナゲの花を見ることができました。
月輪寺
天台宗に属する月輪寺です。空也上人が中興し、九条兼実がこの地に閉居し、法然や親鸞が訪れたと言われます。ライバルの比叡山が仏僧の修行の場として有名なのに対して、愛宕山はそれほど有名な話は聞いたことがありませんでした。明治維新時の神仏分離令により仏寺が廃されたせいもあるようです。