世代間倫理、ヨーナスの生命論

談話会で発表しました。『責任という原理―科学技術文明のための倫理学の試み』、『生命の哲学―有機体と自由 (叢書・ウニベルシタス)』ともに非常に勉強になりました。今回の発表は準備もかなりしたかいあってか、うまくいった気がします。
 毎回発表してから思うことは、自分は生命論を中心に色々とものごとを考えていきたいのかもしれないということです。どこかでこだわっている気がします。生命論の中でも抽象化されたものよりも、「誰々が生きている」という人称性を伴った事実に関心があります。次はアーレントの「生命」批判について個人的に勉強していきたいと思っています。
 さとかんにコミットできる部分がだんだんと狭くなってきていく気もしていますが、それはそれで仕方がないでしょう。