Books: 100年たったら / 石井睦美 文 あべ弘士 絵

 

100年たったら

100年たったら

 

 雑誌『Pen ー泣ける絵本。』で紹介されていたのでジャケ買いしました。確かに切ない。子どもがどう感じるのかまではわかりませんが、らいおんさんと鳥さんが仲良くしている様子くらいはわかっているようです。道端で、花、虫、小動物など見つけて、じっと見ていると、もしかしたら、もう二度と会えないのかと思うと、目が離せなくなります。もしかして、この虫って前世は、おじいちゃん、おばあちゃんだったのでは?と思うと、簡単に殺せなくなることがあります。動物倫理とかそういう観点でなくて、なんとなく「そういう感じ」ってないわけではないです。この絵本を読み聞かせていると、なんだかそういう気持ちになるのですよね。不思議なものです。読み聞かせているというよりも、読まさせてもらっているという気もしてきました。