Reflection: 春はレンゲソウとミツバチ

「幼少期の思い出ほど尊いものはない」

ドストエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」の中で、何度かこの命題を登場人物によって語らせています。

私にとっての幼年時代の思い出の多くは、母方の祖父母の家で過ごした時期に形成されたかもしれません。

近頃、春先になると、休耕田や田植え前の田んぼでは、菜の花が咲き、黄色一面になっているのをよく見かけるようになりました。一方、秋の稲刈り後には、コスモスが一面に鮮やかに咲いています。私もクルマを駐車場に停めて、観光がてら、写真撮影なんかしています。

そういえば、田植え前の水田といえば、紫色のレンゲソウが一面に咲いているものというのが、私の幼少期の思い出です。祖父が養蜂をしていたのもあり、レンゲソウのタネを秋の稲刈り後に撒き、春に花が咲くということをしていたんだろうと思います。

観光資源という観点からみると、菜の花やコスモス畑の方が、人は集まりそうです。最近は、養蜂している農家も少ないでしょうし。また、マメ科植物のレンゲソウの窒素固定による土壌の栄養化も、化学肥料などを使えば済む話でしょうから。

ただ、やっぱり春の田んぼはレンゲソウとミツバチというのが、私の尊い記憶です。

P.S. 養蜂の観点からも、菜の花やコスモスも、レンゲソウと変わらず、もしくはそれ以上に蜜資源が獲れるかもしれませんね。

 

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カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

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カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

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カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

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