Books: 欲望の資本主義

 

欲望の資本主義

欲望の資本主義

 
欲望の資本主義2

欲望の資本主義2

 
欲望の資本主義3: 偽りの個人主義を越えて

欲望の資本主義3: 偽りの個人主義を越えて

 

アマゾンなんかで買い物をすること多い私は、能動的に商品を選んで買っていると思い込んでいます。しかし、実は買わされているんだということに気がつくのが、こういった経済や資本主義に関する著作を読んだ時です。

例えば、空気や水が汚れていることにCMかツイッターで気づかされる→空気や水を綺麗にしたいという心理が働く→家の空気や水を綺麗にしたい→空気清浄機や浄水器を買おうかとアマゾンなんかで調べる→どうせ買うなら、ちゃんと調べて買おうという意思が働く→大型家電かネット通販かどちらが安くなるか思考する

こういうパターンって多い気がします。そもそも、空気や水が汚れているということ自体本当なんでしょうか?もしかすれば、実際はそれほどではないこともあるかもしれません。

内なる他者(異物)に気がつかせることが、資本主義のはじまりだと語られています。北朝鮮問題、テロリズム、難民問題などの形で現れていると言われます。経済成長を促すために、異質なものを探し続けており、危機感が様々な原動力を生み出します。内なる他者が様々に形を変えながら、繰り返し出現しています。