Sweet revenge will be ours
Vengeance of a shaken world
Just remember that patience is no sin
And to find another way
Live to breathe another day
Lord of light in the darkness, our guide
羊皮紙(Parchment)と訳されるこの曲は、パルティアについて書いたものと思われます。パルティア(Parthia)は、紀元前247年 - 紀元後224年の古代イランの王朝です。特に、ミトラダテス3世を思わせる歌詞の内容です。フラーテス3世の息子であるミトラダテスとオロデスの兄弟は父王を殺害すると、兄弟同士で後継争いが始められました。最終的には、兄弟のオロデス2世により、その目の前で殺されました。
ただし、パルティアについては、あまり詳しいことがわかっておらず、想像の部分もあるようです。この曲はスティーブ・ハリスによるもので、ファンの間では、隠れた名曲とも言われています。私も初めて聴いた時には武者震いしました。
歌詞の内容が、源義経や明智光秀なんかとも重なるところがあります。スティーブ・ハリスは日本の歴史までは詳しいかどうかはわかりませんが、どこの世界でもどの時代にも、こう言った、裏切りや復讐というものはあり得るものです。
Lord of light in the darkness, our guideや、The prodigal has returned、Heading for afterlife, meet me there
あたりアイアン・メイデンお得意のフレーズです。
背信的、背徳的なものも想起させるといえば、そうです。
勝者の栄光を語ることで、それに酔いしれず、負けた者や、非業の死を遂げたものにもスポットを当てる、彼ららしい曲ですね。