3連休の2日間は城崎で1泊2日で保養してきました。地元の祭りも気になるところでしたが、子どもが楽しめることを最優先しました。子どもにとっては家族全員での初お泊まり、初温泉など色々体験できたと思います。
1日目
城崎マリンワールド
体験型の水族館で、トド、ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシ、フンボルトペンギン、キングペンギン、イルカをはじめ、タッチングプールではウニやヒトデなどに触れることもできます。釣り堀コーナーもあり、アジのフィッシングをして天ぷらにして食べるのも人気のようです。
日本海を臨む岩壁に施設があり、日本海の荒波に圧倒されました。瀬戸内海がいかに穏やかかですね。祭りは激しいですが、自然は穏やかなのが播磨地方で、自然は厳しいけれど人は穏やかなのが但馬かもしれません。
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城崎温泉のホテル宿泊
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2日目
朝湯に入り、朝食後、ホテル周辺を散策しました。キリスト教の教会が景観に馴染んでおり、外国に来ているような気持ちになりました。いい森林浴でした。
城崎の温泉街散策
夕方からは外湯に出かける人で賑わい、昼前からスイーツを楽しんだりして温泉街を散策する人で賑わっていました。
城崎文芸館
志賀直哉が城崎の三木屋に３週間ほど宿泊したことは有名な話です。
1913年（大正2年）8月15日[35]、東京に滞在していた直哉は「出来事」という小説を書き上げた晩に、里見弴と一緒に素人相撲を見に行くが、その帰り道に山手線の電車にはねられ重傷を負い、東京病院（現・東京慈恵会医科大学附属病院）に入院する。同年10月、その養生のために兵庫県の城崎温泉に滞在。城崎滞在中、直哉は蜂・鼠・いもりという3つの小動物の死を目撃する。この体験が後の短編「城の崎にて」の形で結実することとなる。（Wikipedia）
電車と接触し、怪我をしたことで自身の生を見つめ直す旅に出たということです。前年には父との不和が原因で、広島県の尾道に家出をしています。その後、夏目漱石のいた松山市も訪れますが、馴染めなかったのかすぐに引き上げています。1915年に千葉県我孫子に移住し、ようやく安住の地となり、充実した執筆生活がスタートします。「城の崎にて」は1917年に発表します。同年に父との不和が解消され、「和解」を執筆。1921年には「暗夜行路」を発表。
このように年表を見ると、城崎の地は志賀直哉にとってターニングポイントだったのかもしれません。
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ミュージアムで恐竜の化石のレプリカが見られるということで行きました。館内には鉱石も多種展示してあります。「自然には直線がない」「直線は人間が作った造形物だ」と誰かが言っていた気がしますが、鉱物の結晶を見ると、直線だらけです。幾何学的です。
1929年に松山基範はここの玄武岩の持つ磁気が、現在の地磁気と反対の向きを指していることを発見し、「かつて地球の磁場が反転したとする説」を発表したことでも有名です。
玄武洞には六角形の玄武岩が積み重なっており、人間がレンガのように積み上げたのかと思うくらい不思議な光景でした。すぐに思い出したのが、Led ZeppelinのHouse of the Holyのジャケットです。あのジャケットに使われているのが、アイルランドのジャイアンツ・コーズウェーで、高い流動性を持つ溶解した玄武岩が、チョーク質の地層に貫入し、広大な溶岩台地を形成したとされます。
ジャイアンツ・コーズウェー（「巨人の石道」）の名は、アイルランドの伝説の巨人フィン・マックールに因んでおり、巨人がスコットランドの巨人ベナンドナーと戦いに行くためにコーズウェーを作ったという内容の話です。
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