書寫山圓教寺

映画「ラスト・サムライ」で、勝元(渡辺謙)の屋敷として使われたことを知って、地元だし、行ってみてもいいかなぁと思っていました。ちょうど、仕事(?)でこの近くまで赴くことがあったので、書写山を久しぶりに上りました。小さい時に、いとこと何度かセミ採り観察に来たはずなのですが、何の記憶も残っていません。
書寫山圓教寺は、966年(平安中期)に性空(しょうくう)上人によって開かれ、西の比叡山とも呼ばれるように天台宗の大道場の一つとして僧侶の修行の場としても栄えました。西国三十三箇所第27番および播磨西国三十三箇所第1番札所とのことです。
この山全体は、特別鳥獣保護区に指定されており、多種多様な植物、鳥類、昆虫類が生息しています。文化財の保護が、動植物の保護にも繋がっているいい例ですね。


西国三十三観音
ロープウェイ降り場からの摩尼殿の道は決して急ではありませんでした。慈悲の鐘から仁王門までは、本参道沿いに33体の仏像が並んでおり、それぞれ形も表情も異なっています。この仏像は、膝を立てておられます。



圓教寺摩尼殿
摩尼殿は、清水寺のような舞台造りになっており、眺めもよく、風もよく通って、ずっとここで涼んでいたいくらいでした。
ラスト・サムライでは、ここで勝元とオールグレンが会話をしていましたね。












大講堂
大講堂は、食堂、常行堂とともにコの字型に立ち並んで「三つの堂」を形成しています。



圓教寺奥の院
開山堂、護法堂、拝殿と、ここもコの字型にお堂が並んでいます。



奥の院護法堂
奥之院の開山堂前にある小さな神社です。苔むした感じが素敵ですね。



奥の院開山堂
圓教寺開山の性空上人が奉られている堂です。
ラスト・サムライで、勝元がいつも拝んでいたのはこのお堂でしょうか。



参道の杉
樹齢千年の杉も見られます。比叡山高野山を訪れた時も杉に囲まれた参道を歩く心地よさを体験しました。日本は、海に囲まれていると同時に、山の国でもあるんだなぁと感じさせられます。



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