環境レストラン応援サイト

環境倫理プロジェクトに関連して、Facebook上で、「環境レストラン応援サイト」を運営しています。「美味しくて、環境に優しい」料理店を応援することが目的です。「食」を中心とした人と人とのネットワーク形成も視野に入れています。


ミッションとして、環境倫理の視点から「食」を再考すること、近畿地方のレストランやカフェをレポートし、環境倫理の視点から評価付けをして応援すること、「食」を中心とした人と人とのネットワーク形成を手助けすることを掲げています。具体的には、関西圏のレストランやカフェを食べ歩いて、食事をし、機会があればマスターやシェフの人にお話を聴いて、料理のコンセプトなど知見を集めています。


http://www.facebook.com/pages/%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88/205782072829366


私は、そもそも「環境に優しい食生活ってどういうこと!?」という疑問をきっかけに、ベジタリアン食や健康食に興味を持つようになりました。いろいろ文献を調べるうちに、食と環境問題の関係は非常に複雑だということがわかってきました。「畜産業=環境へ悪影響」とはっきり言い切ってしまうことには語弊がありますし、地球の反対から冷蔵空輸してきた新鮮野菜を食べることは、もっと大きな環境負荷を生む事があります。


現在自分は、出来る限り野菜中心の食を心がけていますが、ただ、鶏肉、魚介類は食べています。外食や会食で、牛肉、豚肉が出て来た場合は食べます。その理由は、現在の日本の生活で、わざわざ肉を飽食する必要がないからという消極的な考えに基づいています。他には、動物倫理的理由、健康上の理由、安全衛生上の理由、環境倫理的理由もそれぞれ少しずつ考慮していますが、極端に走ることはありません。私自身は、中途半端な姿勢ではありますが、食への愛情を感じられるレストランやカフェにたくさん出会い、さらに肉食でなくても工夫次第で美味しくて楽しくて、まさに持続可能な食生活があることを知りました。


ところで、食べる前の「いただきます」という言葉と終了時の「ごちそうさまでした」という言葉はなぜ生まれたのでしょうか。自分の想像では、もともとは自然への感謝の気持ちからはじまったのではと思っています。野生環境から直接食材を調達し、調理した場合、食べることと、他のものの命を奪うことは表裏一体であることに気づかされるからです。


自然を愛しながら生きていくということはどういうことか、改めて考え直してみたいと思っています。


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