Music:  Get Lost / Bruno Bavota (2019)

 
 
 
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TRACK LISTING
1. Shelter
2. Attesa
3. Darkest light
4. The one I know
5. Sneaking behind the falling sky
6. The day that you forgot
7. San Junipero
8. Get lost
9. Movement
10. Your eyes
11. (dis)connected
12. Timeless

 

アルバム『Get Lost』は、2016年にリリースされた『Out of the Blue』以来のブルーノ・バヴォタ(Bruno Bavota)のスタジオアルバムである。前作『Out of the Blue』は、ストリーミングやテレビを通じて、彼が匿名でありながら大きな成功を収めることに一翼を担った。『Out of the Blue』は、バヴォタの一点の曇りもない、古典的なピアノ音楽から始まる。『Get Lost』が過去の作品の再現ではなく、少なくとも根本的なところで新しい方向性を示していることがわかる。バヴォタは、ピアノ自体の音にこだわるのではなく、ピアノの周りの音、つまりピアノが存在する実生活の空間の共鳴、沈黙、音響的な雰囲気を探求している。彼は連結させたアウトボード・エフェクト・ペダルとプロセッサーを使用して、見過ごされがちなサウンドを客観的に表現するだけでなく、物語の主人公として主観的にサンプリング、ループ、リポジションを行う。 ブルーノ・バヴォタは、自分の音楽の暗い側面に深く迷い込んでいることに気付いたときに、『Get Lost』というアルバムタイトルを付けた。現代生活の身近なものごとを注視することで、インスピレーションを得て、バヴォタは次のように言及した。「人々はより自分勝手になり、耳を傾けられる必要のある人々に対して聴く耳を持たない。我々はあまり共感を示さないんだ。」バヴォタのピアノに対する進化するアプローチと同じように、彼は人々や場所に深い目的と影響力を発見した。(Temporary Residence)