Study: Srimad Bhagavatam – day 577

主に深く献身する者は、主の御足に小さな棘が刺さるだけで嘆き悲しみます。彼/彼女は、主の御足が傷ついたと泣きます。主の肉体に対してそういった心酔を起こさないでください。その体から放たれる「純粋な意識」を捉えてください。その意識を把持し続けてください。

この原理を自分自身に適用するなら、私たちの体を甘やかすのは間違っていると理解されるべきです。体は甘やかせば甘やかすほど、ますます快適さを要求します。それは、すべての要求が完全に満たされることが当たり前になります。少しの要求でも満たされなかった場合、たとえそれがほんのわずかであっても、その人はすべてに満足できなくなります。したがって、体には維持に必要なだけの最低限のものを与えることが不可欠です。感覚器官を甘やかすと、人は堕落していきます。

ここでは、ゴーピカ(牛飼いの少女たち)はクリシュナを普通の人間の子どもと思っていました。彼女らは、彼が無事に悪魔の手から逃れて戻ってきたことに感謝しました。しかし、彼女らは、「彼を無事に連れ戻した特別なエネルギーの正体とは何であったのか?」とは考えませんでした。

彼女らは彼の内にある「純粋な意識」を見ることができませんでした。主の幻想的なエネルギーに完全に惑わされ、主の御業(超越的な遊戯)を見ることができませんでした。主は幻力を通して、彼女らを悲しませました。危機感を与えました。ヤショダ(クリシュナの養母)でさえ、息子が主であることに気づきませんでした。人々は主の超越的な遊戯を理解することができませんでした。