Books: はりま風土記の里を歩く / 播磨学研究所(編)(2009)

 

祭りのなかった3年間は、屋台蔵探しや神社巡りをしていました。姫路は車社会なので、少しの距離でも車で出かけることが前提になっています。

本書は播磨国風土記にゆかりのある地を訪ねた33コースを紹介したものです。祭りに直接関係ありそうな章と言えば、「(加西市)北条の風土記の里と玉丘古墳群」、「(宍粟市)播磨一宮と伊和の里をぐるり」、「(姫路市)ちょうちん祭りの村々の遺構」、「(姫路市揖保川下流域に開けた網干町を歩く」あたりでしょうか。

古都の京都と違い、遺跡・遺構などは住宅街や工場地帯などに埋もれてしまっている嫌いもありますが、良くも悪くも発展の目まぐるしかった土地ということでしょうか。高度成長期がなかったら、祭りも廃れていたかもしれませんし、屋台の装飾もあのように絢爛豪華にはならなかったかもしれません。

いろんなものが混ざり合った土地、播磨は面白いですね。