Books: The Bhagavata Purana / Revi M. Gupta and Kenneth R. Valpey (2017)

 

 クリヤヨーガと並行して実践しているのが、バーガヴァタ・プラーナの読解です。別名、シュリマド・バーガヴァタムとも呼ばれます。この聖典は膨大な量を誇ります。合計、12篇(カント)、335章、14,094詩句あります。ですので、全て読み通すにはそれなりの時間がかかります。そのため、登場人物も多種多様です。物語のコンセプトは、一言で言うなら、クリシュナへのバクティ(信愛)を育むことです。登場人物には、さまざまな試練や神からのメッセージが、色々な形で与えられ、結果的に、自分の愚かさ、不純さ、過去生の行い(カルマ)に気が付かされ、回心や悟りが起こります。それを誘導するのが、ヴィシュヌのアヴァター(化身)です。クリシュナは、ヴィシュヌの化身の一人です。本書は、バーガヴァタ・プラーナの重要なシーンを抜粋して解説、考察しています。膨大なページ数の聖典を読み解くガイドブックの役割を果たします。