Study: Srimad Bhagavatam – day 566

 
 
 
 
 
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A post shared by Shuji Kuroda (@lalakoora)

 

家族の福利のためにだけに稼いでいる人には、人生の目標(プルシャルタPuruṣārtha

)のうち最初の3つ、つまりダルマ(正義)、金銭的収入(アルタ)、欲望の実現(カーマ)だけが適しています。このことは、聖典や経典によって認められています。しかし、妻、息子、その他の親戚が悲惨な状況にあるとき、得られた富だけではその人に幸福はもたらされることはありえません。

ナンダはそれから答えました。「私の愛するヴァスデーヴァよ。カムサはあなたとデーヴァキの間に生まれた多くの子どもたちを殺しました。末っ子だった娘も残しませんでした。このことから、人間の生は、純粋に自らのプララブダ・カルマ(過去生での行いの結果(果報)の一部が、現在生で経験される必要がある)に基づいていることは明らかです。

人生を定めるのは運命です。すべての出来事は運命によります。喜びと悲しみが彼の過去の行い(プララブダ)の結果であることを理解する頭のいい人間は、決してそれらから影響を受けません。

スワミジは次のように説明しています。「悲哀を感じる時は、”これは私の運命の結果です”と心から信じなければなりません。幸福を感じる時は、”私の過去の行い(果報)により私はこの幸福を享受することができた”と考えなければなりません。悲哀を感じる時に、人間は考える必要があります。”私の過去の悪い行動によって、私には悪い運命がもたらされた”と。そういう考え方ができるようになれば、その人は幸福や悲哀の影響を受けません」

from Srimad Bhagavatam – day 566

 

キーワード

プルシャルタPuruṣārtha 人生の四つの目的

人生の四つの目的として、ダルマ(Dharma、正義、道徳的価値)アルタ(Artha、富、経済的価値)、カーマ(Kama、喜び、愛、精神的価値)、モクシャ(Moksha、解放、霊的価値)を獲得することとする考え方およびその教え。

「バガヴァッド・ギーター」では、解放(モクシャ)は、至高の知識(真実の知識)を得ることによってのみ達成できると明示されている。ジニャーナ(叡智、智慧、知識)の道はカルマ(業、果報、過去の行為の結果)の道とは交錯し得ない。これが最終的な結論である。(Bhagavad Geeta, Chapter 2