Study: Srimad Bhagavatam – day 581

「ラーマ(Rāma)」とは、「人々に幸福と至福を浴びせる者」を意味します。”ラーマ”と唱えるだけで幸せを享受するのに十分です。悲しみを払拭し、苦痛を追い払います。

「さらに、この子は、筋肉質かつ強靭な身体を持つため”バラ(Bala)”と呼ばれるでしょう。この両方の名前を足すと”バララーマ”になります。ヤーダヴァ族の人々を引き付け、結束を強めるため、サンカルシャナ(Sankarśana)と呼ばれます。人々が争うとき、その意見の食い違いを解決し、団結させるよう尽力します。すべての齟齬を解決する能力があります。」

サンカルシャナは「人々を惹きつける者」「人々を自分に惹き寄せる者」を意味します。主サンカルシャナは、すべての人を惹きつけます。このため、私たちは「サンカルシャナーヤ ナマハー’Sankarśanāya namah」を唱えます。主から生じた私たちを、主は再び自身に惹きつけ直すのです。

「あらゆる時代(ユガ)に降臨(転生)するあなたの次男は、以前は赤、白、黄色の3色として顕現しました(śuklo raktas tathā pīta idānīṁ kṛṣṇatāṁ gataḥ)。しかし、この時代(カリ・ユガ)では、暗色の肌をしています。」

主は、化身するごとに、様々な肌の色をとります。これは主の超越的な遊戯(神の御業/リーラ)です。クリシュナとしての化身では、暗色を取りました。

「この子は、暗い肌の色であることから、クリシュナと呼ばれるでしょう。この子はヴァスデーヴァの息子として生まれました。このため、この秘密を知っている人はこの子をヴァスデーヴァと呼びます。

 

Bahūni santi nāmāni rūpāṇi ca sutasya te
Guṇa-karmānurūpāṇi tāny ahaṁ veda no janāḥ

無限は、主の御名です。私たちは主を「アナンタ・ナームナ」と礼拝します。

無限とは、超越的な特質を持つあなたの息子に最適な名前と形状です。彼の超越的な遊戯に基づいて、ひとつの名前が彼に授けられます。

彼だけが無数の名前を持ちます。彼以外の誰もいくつもの名前を持てません。彼の超越的な活動と特質に基づいて、無限の名前を彼に授けることができます。人々の命を救うこと、人々を助けること、人々に知識を惜しみなく与えること、人々が彼に融合することを確保する手立て、人々が悪い習慣を改める方法、人々に救いを惜しみなく与える方法、これらすべては超越的な遊戯です。

主の超越的な遊戯は並外れており、驚嘆すべきものです!彼が演った遊戯には同じものはありません!すべてが唯一無比です!毎秒異なる遊戯を演ります。それは人間には可能ですか?主だけがその能力を持っています。

主な超越的な遊戯は、元来、姿を持たない主が姿を取り、自分自身を目に見えるようにしたことです。ゴクラの牛飼いはなんて幸運だったのでしょう。彼は、誕生から悪魔トルナヴァルタ(Tŗṇavarta)の破壊まで、すでに人々多くの神聖で超越的な遊戯を見せていました。

「超越的な遊戯の特質の顕現より、この子は無数の名前を持つことになります。このため、彼を”クリシュナ”と名付けます」と聖仙ガルガは言いました。