Entries from 2019-04-28 to 1 day

Books: 超越と実存 『無常』をめぐる仏教史 / 南直哉

超越と実存 「無常」をめぐる仏教史 作者: 南直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/01/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 私にも自分なりの問題意識があって、それを共有することは、私の論理構築能力の低さ、プレゼン能力の低さ…

Study: 村上春樹「緑色の獣」論 : 「心の闇」と闘う「私」の物語 (ナラティヴ) : 青年期教育において文学教材が果たす役割について考える (3) / 荒木 奈美

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Study: 横山博 『物語の語るこころ── 存在の揺らぎをめぐるユング心理学』/ 森谷寛之

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Study: 心理療法における「同調」の質の検討 / 今西 徹

小説家の村上春樹は、『スプートニクの恋人』とい う小説をめぐるインタビュー(村上、1999)のなかで、「自分の文体を使うと、自分が考えている以上のもが出てくる」と述べている。そして、特に『スプートニクの恋人』は「これまで僕が培…

Study: 村上春樹の創作過程についての覚書 (5) 記憶について / 山 愛美

具体的な事象の記憶は,時間とともに遠のき,背景に退く。しかしそうして初めて,魂のリアリティのようなものがその奥に浮かび上がって来得る。村上はそれを描いたのであろうか。この物語においては,それは「死は生の対極としてではなく,その一…

Study: 村上春樹の創作過程についての覚書 (4) 言葉・身体性・文体 / 山愛美

オウム真理教の信者へのインタビュー の体験(1998年に「underground2 約束された場所で」として出版されている)を踏まえ,「何にもよらずわかりやすい力強いロジックには警戒しなくてはなりません」(村上,1998, p.30)と訴えている。これらのことは…

Study: 村上春樹の創作過程についての覚書 (3) デレク・ハートフィールドを巡る在と不在のテーマ / 山 愛美

村上の物語には,失踪,死,などさまざまな種類の喪失が多く描かれて いる。上記の「文學界」のインタビュー(『「物語」のための冒険」』)で,聞き手の文芸評論家の川本三郎に,「風の歌を聴け」では多くの人が亡くなっているという指摘を受け…

Study: 村上春樹の創作過程についての覚書 (2) 初めての物語としての 『風の歌を聴け』/ 山 愛美

時間や空間を超えて行き来しながら,心の集合的な層にまで降りながら物語を創造する「村上春樹」と,個人を超えた集合的な生を生きた「キリスト」に,確かな重なりを見出すことが出来るように思う。 村上は,自分にルールを課している。その中の一つ…

Study: 村上春樹の創作過程についての覚書( 1 ): 方法としての小説,そしてはじまりの時 / 山 愛美

「人というのは,だれであろうと,どんな環境にあろうと,成長の過程においてそれぞれ自我を傷つけられ,損なわれていくもの...」という件について,筆者もまったく同意見である。一般的には,子どもを傷つけ,損 ない得るものを取り除こうとし…

Study: 村上春樹 『ダンス・ダンス・ダンス』 における 「美的対象」 の回復: ドナルド・メルツァーの 「美的対象」 および 「閉所」 理論の文学研究への応用 / 田中 雅史

現実の世界との 「繋がり」に対比されるのが羊男のいる「こっちの世界」である。このあちらとこちらの対 比は 『ダンス・ダンス・ダンス』 の最後の場面でも出てくる,ここで羊男がいる異世界側が通常 「あちら 側」 と表現されるが,村…

Study: 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』論 : 火曜日の女から金曜日の女へ / 山崎 眞紀子

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Study: 震災のこころのケア活動ー縁と物語 / 河合 俊雄

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